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【NBA】名勝負を生み出すレブロンとカリー。運命の交差は「特別でクールなこと」。
posted2021/06/04 08:00
text by
宮地陽子Yoko Miyaji
photograph by
Getty Images
5月19日、ロサンゼルス・レイカーズ対ゴールデンステイト・ウォリアーズの一戦は、レブロン・ジェームズ(レイカーズ)が10mのロング3Pシュートを沈めて勝負が決まった。ステフィン・カリー(ウォリアーズ)の十八番を奪うようなシュートを成功させたレブロンと、そのとき彼をマークしていたカリー。2人のこれまでの運命の交差を凝縮したかのような場面だった。
オハイオ州の小さな町、アクロンにある同じ病院で誕生したという巡り合わせをもつ2人は、2015年から4年連続NBAファイナルで対戦。4回のうちカリー率いるウォリアーズが3回、当時レブロンが所属していたクリーブランド・キャバリアーズが1回優勝し、それぞれ勝利の美酒も敗戦の苦渋も味わった。2人のライバル関係を「現代のマジック・ジョンソンとラリー・バード」と喩えた記者がいたが、確かに'80年代の名ライバルに匹敵するぐらい多くの名勝負を生み出してきた。