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「頭が真っ白になり、逃げてしまいました」から始まった福永祐一のダービー…4年で3回勝つまでに語っていたこととは 

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photograph byTakuya Sugiyama

posted2021/05/31 20:00

「頭が真っ白になり、逃げてしまいました」から始まった福永祐一のダービー…4年で3回勝つまでに語っていたこととは<Number Web> photograph by Takuya Sugiyama

2018年、19度目の挑戦でダービーを制した福永祐一とワグネリアン

「漫画の主人公のような感情の昂り」

 <名言2>

 最後は無我夢中で、自分のデビュー戦の時よりも必死になって、ただ追いまくりました。

(福永祐一/953号 2018年5月31日発売)

 ◇解説◇

 2018年のダービーをワグネリアンで制覇した福永。

 1996年の騎手デビュー以来、19回目の挑戦にして初めてダービージョッキーとなった。“平成最後のダービージョッキー”というおまけもついた。

「先頭でゴールラインを切った時、天にも昇る気持ちって、こういうことなのかと思いました」

「ウイニングランでは気持ちも体もフワフワして、漫画の主人公のような感情の昂りに、自分でも戸惑うほどだった」

 と喜びを語っていた。

 すでに名手としての地位を確立していた福永だけに、ダービーが“特別なレース”ということを改めて思い知らされる言葉だった。

【次ページ】 「僕が唯一間違っていなかったのは……」

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