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ドラ2で独立Lの星→“フル回転しすぎ”後の低迷を経て… 又吉克樹が“与田竜のセットアッパー”で復活【週刊セパ記録】 

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広尾晃

広尾晃Kou Hiroo

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posted2021/05/25 11:00

ドラ2で独立Lの星→“フル回転しすぎ”後の低迷を経て… 又吉克樹が“与田竜のセットアッパー”で復活【週刊セパ記録】<Number Web> photograph by JIJI PRESS

独特のサイドハンドから繰り出すボールで相手を抑え込む又吉克樹。中日にはなくてはならないピッチャーだ

高橋周平の1週間の出塁率がとんでもないことに

〇セ・リーグ
打撃
高橋周平(中)10打6安1点 率.600 RC6.08
ビシエド(中)17打7安1本6点 率.412 RC4.36
大島洋平(中)18打7安1点 率.389 RC4.31
サンタナ(ヤ)14打6安6点 率.429 RC4.24
中村悠平(ヤ)16打5安2点 率.313 RC3.88

 この週は中日勢が好調をキープした。高橋は10打数6安打に加え1敬遠を含む7四球を選び、出塁率は驚異的な.765。ビシエドは5月22、23日の巨人戦で計5打点の活躍。特に反対方向に大きな打球が飛ぶようになっている。巨人の岡本和真は3本塁打。2本塁打したヤクルトの村上宗隆に1差と迫っている。

絶対エース大野雄大は勝ち星に恵まれない

投手
小川泰弘(ヤ)1登1勝8回 率0.00 PR3.52
小笠原慎之介(中)1登1勝6回 率0.00 PR2.64
西純矢(神)1登1勝5回 率0.00 PR2.20
大野雄大(中)1登7回 率1.29 PR2.08
濱口遥大(De)1登1敗7回 率1.29 PR2.08

 ヤクルト小川泰弘は5月15日の中日戦での完封勝利に続いて22日のDeNA戦も8回零封で勝利。好調が続いている。

 阪神の西純矢は5月19日のヤクルト戦、プロ初登板で5回零封。しかも無安打。87球を要していたので降板したものの阪神では17人目の初登板初先発初勝利を飾った。

 昨年の沢村賞、中日の大野雄大は17日ぶりに登板した21日の巨人戦で7回自責点1の好投だったが、引き分けで勝ち星つかず。大野は7登板の内、3試合で引き分けを記録。今季は運に恵まれずまだ2勝(2敗)だ。

 救援では巨人の高梨雄平が3ホールド。同じく鍵谷陽平は、5月22日の中日戦で史上61人目の「1球セーブ」を記録した。

★今週のぴかイチ 酷使から復活しつつある中日・又吉克樹★

「又吉はモノが違う。彼は1年でプロに行くと本気で思っていました」

 四国アイランドリーグplusの香川オリーブガイナーズで13年にわたって采配を振るった西田真二元監督(元広島)はそう言った。

【次ページ】 又吉はまるで昭和の大エースのようだった

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