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バルサB安部裕葵は今どんな調子? カメラマンが撮った軽やかなドリブルと鼓舞…トップ昇格を争う同僚とも楽しそう
posted2021/05/07 11:01
text by
中島大介Daisuke Nakashima
photograph by
Daisuke Nakashima
鹿島アントラーズからバルサBに移って2年目の安部裕葵。ここ最近はなかなか日本で報道される機会がなかったが、現地在住のフォトグラファー中島大介氏が今週行なわれたセグンダBの公式戦の撮影に足を運んだ。そこで写真とともにプレーの印象、そしてトップチーム昇格を目指すバルサBの選手についても記してもらった(写真は関連記事からもご覧になれます)。
5月2日、バルサBのホームスタジアム、ヨハンクライフ・スタジアムで行われた、スペインリーグ2部B(実質3部)の安部裕葵が所属するバルサB対UDイビサ戦の撮影をしました。
まずは簡単に、バルサBとリーグの状況についてご説明します。
コロナ禍に巻き込まれた昨シーズンには降格チームがなかったため、今季の2部Bリーグは通年より登録チーム数が多く、変則的な日程となっています。地域ごとに5つのグループに分かれ、大まかに3つのステージを戦います。この試合に勝利したバルサは、残り1節を残して、リーガ2部Aへの昇格をかけて各グループ上位チームによって争われる3つ目のステージ、プレーオフラウンド進出を決めています。長期離脱から復帰した安部は後半途中出場し、3試合連続の出場を果たしました。
安部選手はサブ組スタート。いわゆる“鳥かご”と言われるボール回しでは、複数回ボールを回し続けられてしまった“鬼役”を周りの選手が突っつくような場面もあり、和やかな雰囲気でした。
18時30分開始のこの試合、晴天だったこともあり入念に水が撒かれました。またリーガでは1部、2部リーグとも無観客で行われていますが、2部Bリーグでは1カ月ほど前より徐々に観客を入れての運営が行われています。この日は1000人ほど。メインスタンドは選手や関係者のゾーンとなっており、その他の面に間隔を空けてファンが入っていました。
バルサBを押さえ首位を独走しプレーオフ出場を決めているイビサの選手は、数日前にガンが発覚したチームメイトのマヌ・モリナ選手への励ましのメッセージがプリントされたTシャツを着て入場しました。