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高校時代は同性の恋人が「大問題になってしまった」…ラグビー・村上愛梨が“同性婚の自由”を訴え続ける理由
text by
佐藤春佳Haruka Sato
photograph byHaruka Sato
posted2021/05/09 11:02
東京・新宿区の「プライドハウス東京レガシー」でインタビューに応じた村上
「実は引退を考えてたんです、伸び悩んでいて。そうしているうちに腫瘍で、手術で、と大変なことになっていった。W杯が1年延期されたということで、それならいい準備ができるじゃん、って思いました。手術をしてラグビーができない状況になったら、やっぱりやりたくなっちゃった。今の気持ち的には40歳まで現役でやりたい、それくらいの思い。今年中に復帰して、冬の15人制でどれだけアピールができるかですね。早くやりたいです、ラグビー。早く復帰して、W杯にも出たい」
下山田志帆やヒル・ライアンらからも刺激を
自身のセクシュアリティをカミングアウトした女子サッカーの下山田志帆や、トランスジェンダーであることを公表した元バスケットボール選手のヒル・ライアンら、スポーツ界から起こったムーブメントにも刺激を受け、自らも発信者であり続けると心に決めている。
「あれはすごく大きかったし勇気をもらえた。私も言えなかった1人だったけれど、発信者がいたからスイッチが入ったところもある。私も誰かのきっかけになれるように。行動がすべてだと思うので、発信し続けたいと思います」