プロ野球PRESSBACK NUMBER
阪神が強いけど… 今さら聞けない主力<野手>マメ知識【山本加入で“猛虎ロバート”結成!? イケメン近本に天然な糸井】
text by
花田雪Kiyomu Hanada
photograph byKiichi Matsumoto
posted2021/04/29 06:01
近本やサトテル、大山……首位阪神の主力選手、パーソナリティを再確認しよう!
★山本泰寛(やまもと・やすひろ)★
内野手
背番号00
1993年10月10日生(27歳)
176cm/76kg
右投右打
NPB6年目
昨季オフ、金銭トレードで巨人から移籍。巨人の選手が阪神にトレード移籍するのは実に30年ぶり4人目の出来事だった(金銭トレードは山本が初)。移籍1年目の今季は開幕2戦目にスタメン出場するなど、持ち前の堅実な守備と粘りの打撃で一軍出場を続けている。遊撃レギュラーは木浪聖也、中野拓夢と三つ巴の様相を呈するが、3人の中では唯一の「右打者」であるため、代打など途中出場機会も多く得ている。巨人からの移籍が決定した際、チーム内に山本姓、秋山姓(拓巳)、馬場姓(皐輔)の3選手が揃う事から「阪神版"ロバート"結成!」と一部SNSで話題となった。
2020年成績
一軍出場なし
2021年成績(4月26日時点)
試合数23 打率.200 本塁打0 打点3 安打4 盗塁2 三振4
★陽川尚将(ようかわ・なおまさ)★
内野手
背番号55
1991年7月17日生(29歳)
180cm/88kg
右投右打
NPB8年目
「ゴリラ」の愛称でチームメイトから親しまれるパワフル砲。入団時から素質は高く評価されていたが、昨季は自身初の満塁弾を含むキャリアハイの8本塁打を記録してプチブレイク。一塁、三塁、外野を守ることができるが、ポジションが大山悠輔や助っ人選手と被るため、レギュラー完全奪取には至っていない。それでも、大山、佐藤輝明に次ぐ「和製大砲候補」として首脳陣の期待は厚い。本塁打を打った後にベンチ前で胸を叩く「ゴリラポーズ」のパフォーマンスはすっかり一軍にも浸透。今季は昨季以上のゴリラポーズ量産で、チームに貢献したい。
2020年成績
試合数71 打率.247 本塁打8 打点24 安打39 盗塁2 三振42
2021年成績(4月26日時点)
試合数17 打率.267 本塁打1 打点2 安打4 盗塁0 三振5
★糸井嘉男(いとい・よしお)★
外野手
背番号7
1981年7月31日生(39歳)
188cm/92kg
右投左打
NPB18年目
昨季終了時点で通算打率.300、通算出塁率.393をマークしている球史に残る大打者にして、今年7月に不惑を迎える大ベテランながら身体能力に一切の衰えを見せない「球界の超人」。昨季はコンディション不良で阪神移籍後ワーストの成績に終わり、今季も右翼レギュラーをルーキーの佐藤輝明に譲る形となっているが、開幕から代打の切り札として出場を続けている。あと1つに迫った通算300盗塁達成にも期待したい。また、球界屈指の「天然キャラ」の一面も持ち合わせ、多くの「迷言」や「珍行動」がチームメイトや関係者から語られている。
2020年成績
試合数86 打率.268 本塁打2 打点28 安打72 盗塁2 三振50
2021年成績(4月26日時点)
試合数11 打率.222 本塁打0 打点0 安打2 盗塁0 三振4
<投手編も関連記事からご覧になれます>