プロ野球PRESSBACK NUMBER
阪神が強いけど… 今さら聞けない主力<野手>マメ知識【山本加入で“猛虎ロバート”結成!? イケメン近本に天然な糸井】
text by
花田雪Kiyomu Hanada
photograph byKiichi Matsumoto
posted2021/04/29 06:01
近本やサトテル、大山……首位阪神の主力選手、パーソナリティを再確認しよう!
「梅ちゃん」が見せた不屈の闘志とは
★梅野隆太郎(うめの・りゅうたろう)★
捕手
背番号2
1991年6月17日生(29歳)
173cm/75kg
右投右打
NPB8年目
昨季まで3年連続でゴールデングラブ賞に輝いている阪神の扇の要。今季、背番号を44から2に変更。コンスタントに盗塁阻止率3割以上を計測する強肩、2019年には捕手としては史上最多となるシーズン123補殺を記録するなど、守備面はすでに球界トップクラス。打撃面では上背こそないが広角に長打を放てるパンチ力が魅力。また、今季の得点圏打率は.588(4月26日時点)と驚異的な勝負強さを発揮し、「恐怖の7番打者」として打線でも欠かせない存在に。4月22日には打球が左ひざに直撃して途中交代したが、わずか1日でスタメンに復帰した不屈の闘志も持つ。「梅ちゃん」の愛称でファンに愛される男が、阪神のホームベースを守り抜く。
2020年成績
試合数98 打率.262 本塁打7 打点29 安打78 盗塁5 三振77
2021年成績(4月26日時点)
試合数24 打率.260 本塁打0 打点11 安打20 盗塁2 三振18
★中野拓夢(なかの・たくむ)★
内野手
背番号51
1996年6月28日生(24歳)
171cm/69kg
右投左打
NPB1年目
熾烈な遊撃レギュラー争いから頭ひとつ抜け出しつつあるドラ6ルーキー。同期入団で日本中から注目を集める佐藤輝明の陰に隠れがちだったが、持ち前の俊足、堅守、巧打でキャンプ、オープン戦とアピールを続け、開幕一軍を手中にした。その後も代打・代走での出場を続けながら少ないチャンスで結果を残し、4月10日のDeNA戦で遊撃スタメンに大抜擢。初スタメンからチームが7連勝を飾るなど「ラッキーボーイ」的な存在になった。走攻守で1年目らしからぬプレーを見せ続ける小柄なルーキーが、チームに新風を吹き込んでいる。
2021年成績(4月26日時点)
試合数19 打率.326 本塁打0 打点5 安打14 盗塁3 三振9
★木浪聖也(きなみ・せいや)★
内野手
背番号0
1994年6月15日生(26歳)
179cm/78kg
右投左打
NPB3年目
高い身体能力を誇る遊撃レギュラー候補。プロ1年目の2019年には1番・遊撃で開幕スタメンを勝ち取るなど、プロ入りから一貫して一軍を主戦場としている。今季も開幕スタメンに座り、しばらくは新加入の山本泰寛と併用されたが、課題の守備でミスが目立ち、ルーキーの中野拓夢にスタメンの座を奪われた。それでも、13試合ぶりにスタメン出場を果たした4月24日のDeNA戦では2安打4打点と「先輩の意地」を見せつけるなど、勝負強い打撃は健在。まずはチーム内の競争に勝ち、ドラフト同期入団・近本光司との「キナチカコンビ」の愛称を全国区にしたい。
2020年成績
試合数92 打率.249 本塁打3 打点25 安打74 盗塁2 三振54
2021年成績(4月26日時点)
試合数18 打率.206 本塁打0 打点7 安打7 盗塁0 三振4