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阪神が強いけど… 今さら聞けない主力<投手>マメ知識【西勇輝&純矢は親戚、ジェントルマンなガンケル、青柳晃洋はマンガ博士】
posted2021/04/29 06:02
text by
花田雪Kiyomu Hanada
photograph by
Kiichi Matsumoto
★藤浪晋太郎(ふじなみ・しんたろう)★
投手
背番号19
1994年4月12日生(27歳)
197cm/95kg
右投右打
NPB9年目
高卒1年目から10勝→11勝→14勝と順当に球界のエースへの階段を駆け上がるも、4年目以降は長く暗いトンネルに迷い込んでしまった悩める剛腕。それでも、昨季終盤のリリーフ起用をキッカケに、今季は自身初の開幕投手、甲子園での1450日ぶり勝利など、復活の兆しを見せている。最速162kmのストレート、切れ味鋭いカットボール、スプリットは威力十分。ポテンシャルの高さが「球界最高峰」なのは誰もが認めるところ。今年1月に開設したインスタグラムのフォロワー数は早くも13万人超え。開幕以降は更新頻度も抑えめだが、ストーリー機能でファンの質問に関西出身者らしく笑いも交えて答えるなど、ようやく「らしさ」を取り戻しつつある。
2020年成績
登板数24 1勝6敗7H0S 投球回76.1 奪三振85 防御率4.01
2021年成績(4月26日時点)
登板数5 2勝1敗0H0S 投球回27.2 奪三振21 防御率2.60
★西勇輝(にし・ゆうき)★
投手
背番号16
1990年11月10日生(30歳)
181cm/81kg
右投右打
NPB13年目
2019年にFAでオリックスから移籍。重圧のかかる「FA戦士」でありがなら移籍後2年連続でシーズン2桁勝利を記録するなど、コンスタントに二桁勝利&150イニング前後をマークするイニングイーター。目の覚めるような剛速球はないが、ツーシームとスライダーによる「横の揺さぶり」で打者を手玉に取る。4月27日時点での通算勝利数は98で、今季中の100勝到達はほぼ確実。オリックスで一軍の先発ローテーションに定着した2011年以降、大きな故障離脱がないタフネスぶりも魅力のひとつ。チームメイトで2019年ドラフト1位入団の西純矢は、遠縁の親戚にあたる。
2020年成績
登板数21 11勝5敗0H0S 投球回147.2 奪三振115 防御率2.26
2021年成績(4月26日時点)
登板数4 3勝1敗0H0S 投球回27 奪三振15 防御率2.33