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月収100億「ウマ娘」今更聞けない“どんなゲーム?” 「古参競馬ファンこそ絶対に楽しめる」3つの理由 

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河村鳴紘

河村鳴紘Meikou Kawamura

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photograph by© Cygames, Inc.

posted2021/04/11 11:01

月収100億「ウマ娘」今更聞けない“どんなゲーム?” 「古参競馬ファンこそ絶対に楽しめる」3つの理由<Number Web> photograph by © Cygames, Inc.

現在人気沸騰中の有名競走馬を美少女化したスマホゲーム「ウマ娘 プリティーダービー」

 では競馬ファンにとって「ウマ娘は面白いのか」と言うと「イエス」と断言できます。世界観に合わせて、ある程度のアレンジはされているわけですが、レースシーンのスピード感、出来映えは秀逸です。主観的に言えば「ダービースタリオン」や「ウイニングポスト」などの人気ゲームにも負けていません。

その1)強い馬が勝つとは限らない

 1つ目のポイントは、強い馬が必ず勝つとは限らないことでしょう。実力があっても運悪く前がふさがって脚を余したり、枠順や馬場状態、展開次第では実力の劣る馬でも一発があります。もちろん出遅れ、かかることもあります。特に最後の直線の攻防は見応えがあり、差し、追込みが炸裂して、ゴール前での逆転が目につきます。

 オリジナルの馬を育てるのでなく、名馬の名前を冠した「ウマ娘」を育てるので、能力不足ということもありません。競馬ゲームでは、スピードなどの能力値が隠されていますが、「ウマ娘」では表示されていますし、訓練を積んだ分だけ能力は確実に上がります。つまりGIで戦う強い馬を作ることが容易なのです。

 とはいえ、日本ダービーや天皇賞・春を勝つのは他のレースよりも大変ですし、三冠馬を育てたり、全勝のまま引退させようとすれば、それなりに手ごわいといえます。もちろん戦績も付くので、後から振り返ると感慨深いものがあります。

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