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2安打完封で自己採点は「60点」 天理・達孝太“ストレートを待たれても直球勝負でネジ伏せる”スゴさ【センバツ】 

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間淳

間淳Jun Aida

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posted2021/03/26 17:04

2安打完封で自己採点は「60点」 天理・達孝太“ストレートを待たれても直球勝負でネジ伏せる”スゴさ【センバツ】<Number Web> photograph by KYODO

センバツ2回戦・健大高崎相手に2安打完封の好投を見せた達孝太

 疲れはない。ストレートを狙う健大高崎のクリーンアップを全員、ストレートで内野フライに打ち取ってゲームセット。最後の1球は、145キロを計測した。秋の群馬大会と関東大会の計10試合で30盗塁、15本塁打を記録して「機動破壊」に「打撃破壊」を加えて進化した健大高崎打線を寄せ付けなかった。

「残りの40点は、四球が多すぎたので」

 関東王者の走力も打力も封じて、9回2安打の完封勝利にも「きょうの投球は60点」と達は話した。161球を投げて1失点で完投した宮崎商業戦の「30点」からは大幅アップしたが、「残りの40点は、四球が多すぎたので」と自分への評価は厳しい。

 自己最速を更新する148キロを計測し、相手に狙われても打たれないストレート、134球を投げても余力を感じさせるスタミナ。

 達は、どこまで上りつめるのだろうか。

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