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【トップリーグ開幕】野澤武史が「過去最大級の豪華メンツ」から選ぶ注目の10人…23年W杯に期待する選手は? 

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多羅正崇

多羅正崇Masataka Tara

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photograph byGetty Images

posted2021/02/19 11:01

【トップリーグ開幕】野澤武史が「過去最大級の豪華メンツ」から選ぶ注目の10人…23年W杯に期待する選手は?<Number Web> photograph by Getty Images

野澤氏が「もう一度見てほしい」と話すリーチ マイケル。チームに活力を与えるディフェンスに注目だ

クボタに揃った次世代ハーフ団

藤原忍(クボタスピアーズ/スクラムハーフ)※今春入団

 天理大学の大学選手権初優勝に貢献したスクラムハーフですが、早稲田大学との決勝戦で最も印象的な選手は彼でした。ボールのデリバリーの方向、パスの選択が秀逸。なおかつ自分でも走れます。狭いサイドを攻める時にダイレクトにウイングに鋭いパスを通したりと、アーロン・スミス(ニュージーランド代表スクラムハーフ)のような動きでした。彼がゲームを支配していた印象です。

 クボタといえば、近年は特に勝利のメンタリティーを持った選手が加入しています。昨年度は早大で日本一を経験したSO/FB岸岡智樹、そして今年は天理大で優勝した藤原。チームのカルチャーはトップ・オブ・トップの選手が創っていく場合が多く、今後のクボタがどう変わっていくかに注目しています。

中嶋大希(NECグリーンロケッツ/スクラムハーフ)

 中嶋の負けん気の強さ、ランは魅力的。解説をしていても、いつもワクワクさせられました。彼のプレーからは、まず自分が1対1で勝つ、というメンタリティーを感じますね。しかも今年は浅野良太HCが彼を共同主将に起用しており、どれだけ期待を傾けているかが窺えます。潜在力を感じており、日本代表のトレーニングスコッドに入ればそのまま居座る可能性もあるでしょう。

 私は神戸製鋼で7年間プレーしましたが、現役時代に対戦して本当に痛かったチームは東芝とNECでした。NECが上位にいないのは個人的にさみしい。02年度のNECは東日本リーグ7位から日本選手権で優勝して「ミラクル7(セブン)」と呼ばれましたが、中嶋選手には「ミラクル2021」の立役者になってほしいですね。

【次ページ】 拝みながら見たい世界最高の司令塔

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