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柴崎岳、新監督で昇格圏のレガネスでの現状は? 控えが“客席でエアロバイク”の様子も【激写・現地レポート】
posted2021/02/19 06:00
text by
中島大介Daisuke Nakashima
photograph by
Daisuke Nakashima
ラ・リーガの試合撮影などを精力的に行っている現地在住の日本人フォトグラファー中島大介氏。そのオリジナル写真を定期的に掲載している(※写真は関連記事の【新着写真】からもご覧になれます)。
1部にはヘタフェの久保建英、エイバルの乾貴士と武藤嘉紀、ウエスカの岡崎慎司が所属しているが、柴崎岳も2部のレガネスで昇格に向けて奮闘している。現地時間17日に開催されたアルメリア戦では柴崎は先発出場。チームも試合終了間際の勝ち越しゴールで2-1と勝利し、25試合終了時点で4位につけている。
リーグ4連勝と波に乗るレガネスと柴崎だが、中島氏は1日のルーゴ戦と14日のアルバセテ戦の2試合の撮影に足を運んだ。なかなか日本では目にすることができないリーガ2部の様子と柴崎のプレーぶりについて振り返ってみよう。
ルーゴ戦に訪れると、地元ファンが……
レガネスの本拠地ブタルケスタジアムは小高い丘の上のようなところにあり、機材を運ぶのには一苦労です(笑)。そこにスタジアムの壁を利用してボール遊びをする親子のファンがいました。
「日本人選手の名前、分かりますか?」と聞いたところ、お父さんが即答で、「Gaku, Gaku Shibasakiだろ?」と答えてくれました。
娘さんにも聞いたところ、分からないと言われてしまいましたが、好きなのはキーパーのクエジャールだと渋い好みを教えてくれました。ユニホームの3番は、お父さんの好きなDFのウナイ・ブスティンサ選手でした。
試合開始は19時。18時頃に撮影ポジションに入る際に、日没のスタジアムを撮影できました。
新監督のもとで柴崎はベンチスタートとなりました。他にも何名かレギュラークラスだった選手もベンチからのスタートとなりました。見た限り、ピッチ上でボールを使ったアップはしていないようでした。
なお、この週末の試合より、全ての会場でスタジアムに入る者は、FPP2相当のマスクの着用が義務付けられました。カメラマンの自分もそうですし、選手たちもそのようです。マスクの上からネックウォーマーをしている選手もいますが、冷たい風が吹いたこともあって、寒かったです。
新体制となってベンチスタートとなった選手も多い中で、柴崎はどんな気持ちなんだろうと邪推する部分もありましたが、レガネスの同点ゴールではチームメートとともに喜んでいました。試合はアルナイスが獲得したPKなどでレガネスが逆転に成功しました。
ちなみにベンチメンバーに目をやると、無観客試合ならではでしょうか。客席に持ち込まれたエアロバイクのマシーンで体を温める選手の姿もありました……。