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J屈指の“戦術オタクなドリブラー”田中達也「感謝しかない」 熊本、大分時代の恩師から得た“サッカーIQ”
text by
飯尾篤史Atsushi Iio
photograph byGetty Images
posted2021/01/29 11:02
2020シーズン、大分所属時には浦和相手に真っ向から勝負した田中達也。赤きユニフォームで埼スタを湧かせられるか
「あの応援を背にプレーできる権利を」
――ガンバ大阪時代はポジション争いが激しく、出場機会を得られませんでした。そういう意味では、レッズもレギュラー争いが熾烈で、ファン・サポーターの後押しは大きいけれど、そのぶんプレッシャーにもなる。大分の時とは訳が違うと思います。
「でも、あの声援の中でプレーできるのは選手冥利に尽きるというか。もちろん、プレッシャーもあると思うんですけど、あの雰囲気の中でプレーできることに、僕はワクワクする気持ちのほうが強いですね。チーム内での競争を勝ち抜いて、あの応援を背にプレーできる権利を得たいと思います。この番号とこのユニフォームで戦えることに誇りを感じているので、浦和のファン・サポーターの期待に応えられるように、全力で頑張りたいです」
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