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堀口恭司はやっぱりベルトが似合う 朝倉海との再戦は「やることやった後」那須川天心vs武尊の展望も語る 

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田中大貴

田中大貴Daiki Tanaka

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photograph byKiichi Matsumoto

posted2021/01/08 17:01

堀口恭司はやっぱりベルトが似合う 朝倉海との再戦は「やることやった後」那須川天心vs武尊の展望も語る<Number Web> photograph by Kiichi Matsumoto

再び取り戻したベルトを手に笑みを浮かべる堀口恭司。すでに気持ちは次戦へ向かっている

――「格闘技好き」として伺いたいことがあります。那須川天心選手の試合を観に来た武尊選手が話題を集めていました。総合格闘家の皆さんはどう見ているのかなと。

堀口 K-1は立ち技のトップなので、格闘技を盛り上げるためには必要なんじゃないかなと思います。というか、早くやってと思っちゃう(笑)。いろいろお金や団体の問題があると思うんですけど、(武尊選手も)やる気持ちがあるから会場に来てるわけですからね。

――どんな展開になると思います? 解説者・堀口恭司として教えてください。

堀口 自分は人の試合はあんまり見ないんで、わかりませんよ(笑)。

――スピードではやはり那須川選手。ただ一発を持ってて、パワーで押していけるのは武尊
選手。そんな構図に思えるのですが。

堀口 武尊選手はガンガン前に出て、どんどん自分の技を出していくタイプ。天心君は様子を見ながら自分の技を出していく。どっちが早くペースを握れるかによって違うんじゃないかなとは思います。と言っても、武尊君もそんなにガンガンは行けないんじゃないかなと。カウンターをもらうリスクもあるので見合う試合になる可能性もある。まあ、どうですかね、天心君かなとは思いますけど。

――那須川選手が有利だと?

堀口 やっぱり(那須川には)予想外の蹴り技がある。武尊君は予想できる範囲内の技しかないというか。

――読みやすいというか、分析しやすいという意味ですか?

堀口 そうですね。(那須川は)引き出しも多いし、ちゃんと考えているし、目もいい。ただ、ガンガンやり合う展開になれば武尊君も強いので。面白い試合ですよね。

――堀口選手はキックボクシングをどう見てるんですか。

堀口 正直、興味はあんまりない(笑)。(観ている側としては)動きがあったほうが面白いとは思いますけど。そもそも、自分は他人のことに興味ないんですよ。

解説者・堀口恭司の予想は

――解説のオファー、もう来てるかもしれないですよ。

堀口 それは困っちゃいますよ。自分は解説できないですから。

――いやいや、YouTubeを開設してからはしゃべれるようになっていますよ。

堀口 なってないですよ。そっちが仕事じゃないんで、自分は(笑)。

――でも格闘技を見るのは好きですよね?

堀口 そうですね。UFCとかはほぼ毎週試合があるので、だいたい見ています。

――では、那須川天心vs.武尊は、現状では那須川選手が有利と?

堀口 お互い一発でも入ったら終わりになる展開もあるでしょうし、一発と言わなくてもクラッとさせてからたたみかける力はどちらもあるので、面白い試合になるんじゃないかなと思う。天心君が唯一苦手とするタイプはガチャガチャ攻めてくる選手だと思うんですよ。だから武尊君がそういう戦い方をすれば、わからない。

――ということで、解説は堀口恭司さんでした。ありがとうございました(笑)。

堀口 そっちですか。解説はやらないです(笑)。

――今日は、ありがとうございました。今後の活躍も期待してます。

堀口 ありがとうございました。

<近日公開>取材の様子はYouTube「田中大貴のアスリートチャンネル」内でもご覧になれます。

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