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丸山桂里奈37歳が明かすバラエティの原点「小学生から好きだった明石家さんまさんに初めて会えた日」 

text by

栗原正夫

栗原正夫Masao Kurihara

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photograph byHideki Sugiyama

posted2020/12/30 17:04

丸山桂里奈37歳が明かすバラエティの原点「小学生から好きだった明石家さんまさんに初めて会えた日」<Number Web> photograph by Hideki Sugiyama

今年9月に本並健治さんとの結婚を発表した丸山桂里奈さん(37歳)

 さんまさん好きを公言しなくても、芸人さんたちと仕事をしていれば、いつか必ず会える。それが丸山さん流の考えだった。そして、17年の春にその願いはついに叶った。さんまさん司会の人気バラエティ番組「踊る!さんま御殿!!」(日本テレビ系)に出演し、番組を盛り上げたゲストに送られる「踊るヒット賞」も獲得した。

「出演が決まったときは、もう運命だと思い、ヨッシャーって感じでしたね。それで、収録当日に私がドイツW杯で着用したユニフォームにサインをして、さんまさんにプレゼントしたら喜んでくれて。確かW杯で優勝してもユニフォームはホームとアウェイで1枚ずつしかもらえなかったんですが、その1枚をさんまさんのために残しておいたんです。そのときは小さいときからの夢がようやく叶ったと思いました。

 ただ、いまも継続してテレビに出させていただいていますが、たまにこれが現実なのか、幻なのかわからなくなるときもありますけどね(苦笑)」

バラエティ番組とサッカーは似ている

 サッカー選手からバラエティタレントへ。その仕事は一見、まったく畑違いのようだが、丸山さんはなかに入ってみると共通する部分も多いと感じているそう。

「バラエティ番組に出て一番思ったのは、すごいサッカーと似ているってこと。サッカーって1人じゃできないじゃないですか。番組も同じでたとえばゲストで1人で呼ばれたとしても、MCやアシスタントの方がいて、その人たちがいることで活かしてもらえる。私なんて本当に面白くないんだけど、周りの人たちが面白くしてくれるというか。私は何も特別なことはしてないんです。普段から朝起きて、ごはん食べて、寝ているだけって感じですから。

 サッカーチームもピッチで戦う11人だけじゃなくて、サブがいて、スタッフの方もいる。なんなら一番大事なのは、ピッチの芝を管理している人かもしれない。もちろん、応援してくれる人もいる。それが1つになって初めて試合ができたり、勝利につながるじゃないですか。そう考えると、もちろんバラエティとサッカーはやってることが全然違うんだけど、通じている部分もあるのかなって。だから自分の居心地がいいのかもしれない。しかも、なんならサッカーは練習で走りがあるのに、バラエティは走りがないですからね(笑)」

前園さんから学んだこと

 元サッカー選手で、いわゆる解説者などを除けば、タレントとして長く活動している人は少ない。そんななか、丸山さんは同じ元サッカー選手でタレントとして活躍する先輩・前園真聖さんから多くを学んだとも話す。

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