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19歳“年の差婚” 元なでしこ・丸山桂里奈37歳が語る新婚生活「自炊は私。でも掃除は本並さんが上手い」
posted2020/12/30 17:03
text by
栗原正夫Masao Kurihara
photograph by
Hideki Sugiyama
元なでしこジャパンFWで、2度のワールドカップと3度の五輪に出場した丸山桂里奈さん(37歳)。2016年の現役引退後は、持ち前の天然キャラを活かしタレントに転身し、いまではバラエティ番組を中心にテレビやラジオに引っ張りだこの活躍ぶりである。
そんな彼女はことし9月、イベントで突如結婚を発表し、世間を驚かせた。さらに、お相手が、19歳年上の元Jリーガーで、現役時代には監督と選手という間柄だったこともある本並健治さん(56歳)ということで、その驚きは二重となった。
2人は同じ事務所に所属していることもあって、結婚後は夫婦揃ってメディアに出る機会も多い。果たしてどんな新婚生活を送っているのか。師走の慌ただしいなか、丸山さんを直撃した(全3回/#2、#3へ)。
あれほど(顔の)彫りが深い人はいなかった
――ご結婚おめでとうございます。それにしても驚きました。
「よく言われます。だって、私だってびっくりですもん。いまは大好きですけど、だいたい顔がタイプじゃない。これまでお付き合いしてきた人のなかにも、あれほど(顔の)彫りが深い人はいなかったですね(苦笑)」
現役時代、その端正な顔立ちから「浪速のイタリアーノ」の愛称でも知られた本並さんと丸山さんの出会いは、2012年まで遡る。当時は、ともになでしこリーグのスペランツァFC大阪高槻に所属し、監督、選手として師弟関係にあった。ただ、その頃は丸山さんにとって、本並さんは一言でいえば、怖い人だったという。
「鬼みたいに思ってましたよ(笑)。練習は、めちゃくちゃ厳しかったですし。もちろん、サッカーにおいては‟師匠”ではあったんですけど、恋愛対象ではなかったです」
そんな関係に少し変化があったのは引退後。現役時代からマネジメントをホリプロ(芸能事務所)に委託していた丸山さんは、17年以降は東京に戻りタレント活動を本格的に開始した。一方の本並さんも16年限りでスペランツァFC大阪高槻の監督を退任し、その後東京に出てきてホリプロに所属することになった。それからは同じ事務所の仲間として、サッカー教室などの仕事が入れば、指導メニューや指導方法について相談することもあったという。
「ただ最初はマネージャーさんが同席して会うことがほとんど。それがことしに入って、2人でも会うようになって。そこからですね、意識するようになったのは。だって、選手と監督の頃は、やっぱり“ご法度”で2人きりになるのも気まずいですから」
「独身時代は自宅に他人がいるのもイヤだったんです」
――結婚願望はあったのでしょうか。