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「恥ずかしがり屋でいるのをやめた」大坂なおみは“最高のお手本” 年下ライバルとコーチに愛されるワケ<2020名言>
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NumberWeb編集部Sports Graphic Number Web
photograph byGetty Images
posted2020/12/26 11:01
自身2度目となる全米オープン制覇を成し遂げた大坂なおみ。オンラインで観戦したファンからの声援も熱かった
<名言2>
彼女はあの年でもうスーパースターなのに、気取ってなくて、とてもよくしてくれる。
(イガ・シュビオンテク/NumberWeb 2020年10月14日配信)
https://number.bunshun.jp/articles/-/845393
◇解説◇
2020年、女子テニスは新時代に突入しつつある。マリア・シャラポワが引退し、セリーナ・ウィリアムズが絶対女王だった頃と比べると、四大大会の優勝者は多士済々となっている。大坂をはじめとした10代~20代前半の若き選手たちが続々と台頭する中で、全仏を制して初のグランドスラム獲得を成し遂げたのが19歳のシュビオンテクだ。
負傷で全仏を欠場した大坂もその実力を認めており、初対戦した2019年8月のトロントで「彼女のボールはすごく変わってる。フォアは独特のスピンがかかっていて、落ちるの」と、シュビオンテク独特のスタイルを称えていたほどだ。
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そんな2人だが、SNS上でもやり取りするなど、仲がいいことで知られている。4つ年上の大坂が気さくに接してくれる――そんな関係性は、シュビオンテクにとってとても心地よいもののようだ。
「もしあれだけのプレッシャーに負けずに彼女が結果を出せば、若い選手たちにとって最高のお手本になる」
シュビオンテクはこのようにも語っている。新星が続々と登場する女子テニス界、大坂の良きライバル候補にも注目していきたい。