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「恥ずかしがり屋でいるのをやめた」大坂なおみは“最高のお手本” 年下ライバルとコーチに愛されるワケ<2020名言>
posted2020/12/26 11:01
text by
NumberWeb編集部Sports Graphic Number Web
photograph by
Getty Images
<名言1>
ナオミはここぞという場面に直感でプレーする選手だ。
(ウィム・フィセッテ/NumberWeb 2020年9月14日配信)
https://number.bunshun.jp/articles/-/845035
◇解説◇
今年から大坂なおみのコーチを務めるフィセッテにとっては、2020年全米オープン決勝は“因縁の一戦”となった。2016年の全豪オープン、大坂が初めて予選を勝ち上がって四大大会デビューを果たし、3回戦まで進出した際の対戦相手がビクトリア・アザレンカだった(1-6、1-6で敗戦)。当時、そのアザレンカのコーチを務めていたのがフィセッテだったのだ。
2019年にもアザレンカと1年ほどタッグを組んだフィセッテだが、彼女とのコーチ契約を終了した直後に大坂の新コーチに就任したのだった。「僕はいつも相手の戦術を知ろうとしているし、動画と統計から相手のことを理解しようとしているから、それ以前に相手をよく知っているというのは間違いなくプラスになる」とアザレンカ対策に万全を期す一方で、大坂の“感性”を信じていたとも言う。
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「ナオミの場合、コーチングはやりすぎず、抑えることが大切なんだ。決勝に向けても細かくいろいろ言うつもりはない。これまでにも彼女は自分の感覚に従ってすばらしいテニスをしてきたからね。僕はそれを信じている」
迎えた決勝、大坂は第1セットを1-6で落としたものの、その後は6-3、6-3とセットを連取して鮮やかな逆転劇に成功した。彼女の勝負勘とセンスは、コーチの目を通しても頼もしく映るのだろう。