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藤川球児の奪三振率 ~日米の歴史上でも価値ある記録~

posted2021/01/06 08:00

 
藤川球児の奪三振率 ~日米の歴史上でも価値ある記録~<Number Web> photograph by Hideki Sugiyama

打者の手元で浮き上がるように伸びる「火の玉ストレート」を武器に、日米、侍ジャパンで腕を振ってきた藤川

text by

小川勝

小川勝Masaru Ogawa

PROFILE

photograph by

Hideki Sugiyama

 阪神ファンを沸かせてきた藤川球児が、22年間にわたったプロ野球生活に幕を下ろした。藤川がドラフト1位でプロになった当時、阪神は長らく、優勝争いをしていなかった。藤川自身にとってはプロ5年目にあたる2003年に、チームは18年ぶりの優勝を果たしたが、藤川は29回1/3を投げただけで、目立った活躍はなかった。歴史に名前を残す投手としての道を歩み始めたきっかけは、6年目に救援に専念したことだった。7年目の'05年に中継ぎとして80試合に投げ、7勝1敗1セーブ、46ホールドを記録して、大きく優勝に貢献した。松坂世代として、松坂に並ぶプロ野球の顔の1人となった。

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