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奇跡の年を締めくくるのは? 有馬記念プレビュー

posted2020/12/22 07:00

 
奇跡の年を締めくくるのは? 有馬記念プレビュー<Number Web> photograph by KYODO

フィエールマン 鞍上C・ルメールで6戦3勝。昨年の有馬記念は池添騎乗で4着(6番人気)だった。通算成績11戦5勝。美浦・手塚貴久厩舎。父ディープインパクト、母リュヌドール。牡5歳

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片山良三

片山良三Ryozo Katayama

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KYODO

クラシック牡牝無敗三冠馬の誕生、そして、最強女王の晴れやかな有終の美――。後世に語り継がれる伝説を生み出した特別なシーズンも、いよいよクライマックス。多士済々にして群雄割拠、今年最後のグランプリに挑む有力馬たちの勝算を読む。

 史上初の三冠馬3頭の対決で大いに盛り上がったジャパンカップが、事実上の年度代表馬決定戦になっただろうか。アーモンドアイが天皇賞・秋で更新した芝GI史上最多勝利記録を、あの大一番でさらに上積みした9勝目の金字塔を打ち立てて、自らの引退戦に大きな花を添えたからだ。

 牡牝の無敗三冠馬が出現した年に、不世出の女傑アーモンドアイもGI3勝を上積みして存分に輝いたドラマのような巡り合わせ。さらにもう1頭、スプリントとマイル路線でGI3勝と、見込まれていた素質が一気に花開いたグランアレグリアもいたのだから、まさに奇跡の1年だった。アーモンドアイがデアリングタクトより上位という証明がジャパンカップで実現した直接対決の結果だとすれば、グランアレグリアは安田記念でアーモンドアイに完勝している。また、同じGI3勝ならクラシックのそれの方が価値が高いと見て、牡馬三冠のコントレイルに票が入ることだって考えられるかもしれない。いずれにしても、それら対象の馬たちは今年の戦いをすでに終えている。

 それでも有馬記念には、グランプリだからこその華がある。例年のような年度代表馬争いの最終戦という要素は薄れたが、今年の重賞戦線を賑わせた馬たちが16頭のフルゲートにひしめき合う。1着賞金3億円を争う激闘を見逃すわけにはいかない。

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