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来秋ドラフト目玉「最速150キロ中学生」 高2になった“高知高の剛腕”のボールを受けてビックリした話

posted2020/11/29 17:03

 
来秋ドラフト目玉「最速150キロ中学生」 高2になった“高知高の剛腕”のボールを受けてビックリした話<Number Web> photograph by AFLO

「最速150キロ中学生」と当時から全国的にも注目されている森木大智(高知高・2年)

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安倍昌彦

安倍昌彦Masahiko Abe

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AFLO

 高知高校のグラウンドに行くのは、およそ1年ぶりになる。

 昨年の12月、雑誌『ホームラン』の取材で、森木大智投手を訪ねていた。

 記事のタイトルは、「センバツ逃したすごいヤツ」。

 高知中学で全国制覇を2回。軟式とはいえ、当時から“150キロ”をマークして、入学当初から全国の注目の的になっていた森木大智投手だったが、高校ではなかなか勝ち運が伴わず、取材に行った時も、秋の高知県大会でまさかの準々決勝敗退の直後だった。

 その時は、インタビュー取材だけだったが、今回は、森木投手の全力投球をブルペンで受けて話を聞く。 テレビ東京のスポーツ企画の一環である。

 センバツを逃したすごいヤツ……実は、この秋の森木大智も、昨年と同じような状況にあった。県大会を勝ち上がって出場した四国大会で、高松商に2対5で敗れていた。さあ、ここからだ!と弾みをつけるはずの1回戦での敗退だった。

 ションボリしてたら、どうしようかな……と思っていた。

 30mほどのキャッチボールに勢いがあったから、ちょっとホッとして、近くに行って「覚えてる?」と訊いたら、「はい、覚えてます!」。その返事にすっきりした笑顔が添えられていて、これなら大丈夫!と思った。

「やっぱり、モノが違うわ……」

 1年ぶりの森木大智、ちょっと見ないうちにすっかり大人っぽくなっていた。 

 背丈はあったがまだ薄かった体型に程よく筋肉が乗っかっていて、お米の食べ過ぎで出来上がったズッシリ、ドッシリ感じゃない。合理的に発達させた体の線には、必ずギリシャ彫刻のような「精悍さ」が漂う。誰がどう見たって、すごいボールを投げそうなユニフォーム姿じゃないか。

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森木大智
高知高校

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