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川崎宗則「工藤公康はシミュレーションの天才」糸井嘉男「ギータが打席に立つと…」ホークスはなぜ強いのか?
 

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posted2020/11/29 17:02

川崎宗則「工藤公康はシミュレーションの天才」糸井嘉男「ギータが打席に立つと…」ホークスはなぜ強いのか?<Number Web> photograph by Hideki Sugiyama

1965年から9連覇した巨人以来2球団目となる日本シリーズ4連覇を達成した工藤公康監督

ふたりの視線を感じていた糸井は……

「監督は『これなんだよ』『軸がぶれねえだろ』、言ってました。自分とタイプが似ている糸井さんを見習えということだったんです」

 打撃ケージの中からふたりの視線を感じていたという糸井は「めっちゃやりづらかった」と苦笑しながらも、当時から柳田のスイングには一目置いていた。

「すべてのボールに対して強くスイングできるのは、ほんまに凄いよね。(中略)ボールを捉えるポイントが大きくずれても、ギータはフルスイングできる。俺、何回も守備位置から下がったわ」

 糸井の“太鼓判”をもらっていた柳田はそこからトリプルスリーを達成するなど、いまや球界を代表するパワーヒッターへ成長。今回の日本シリーズでも、崖っぷちから這い上がろうとする巨人の勢いを止める強烈な一撃で4連覇に貢献した。

 この対談を「ぼくも糸井さんみたいなスケールの大きな男になれるよう、がんばります」と締めくくっていた柳田。糸井から受け継がれた“マン振り”は、未来のスラッガーたちのお手本となっているはずだ。

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