バスケットボールPRESSBACK NUMBER
神様ジョーダンは今なら炎上? 「八村塁くんは野茂や中田と同じ」スチャダラパーBoseのNBA愛
posted2020/11/26 11:02
text by
生島洋介Yosuke Ikushima
photograph by
Kiichi Matsumoto
「へえー、レブロンの時代はまるまるやってないんだ」
30年来のニックスファン、スチャダラパーのBoseさんはちょっと驚いた様子でこちらが持参したNumber 519号を手に取った。Numberでは“直近”のNBA特集号。表紙はアレン・アイバーソンだ。
それから約20年後の今季は、八村塁のドラフト&NBAデビューあり、『マイケル・ジョーダン:ラストダンス』の配信あり、35歳になったレブロン4度目の優勝もあり、日本でもNBA熱が高まった。きっと、久しぶりにNBA観戦を再開した人も多かったに違いない……。
最新のNumber1015号も八村塁&NBA特集号となった。そこで、NBA Rakutenの『俺達のNBA!!』でMCも務めるBoseさんに今昔の変化を聞いた。まずはゲームそのものが以前とはだいぶ違って見えるんですが?
ステフィン・カリーはNBAのイチロー
「もうめちゃくちゃ変わりましたよ。もちろんずっと変化はしていたけど、特に5年ほど前、ウォリアーズの黄金期から急激に変わりました。それまでは3Pシュートを多投するようなチームが勝てるわけがないと言われていたのが、今やビッグマンでも3Pを打てないと駄目な時代。ここ3年くらいで完全にそうなりました。
世界を変えちゃったのはステフィン・カリーです。NBAのイチローだと思えばわかりやすくて、こんなの絶対に通用しないよって言われていた人が、通用するどころか競技の在り方を変えてしまった。小さくても、細くても良かったんだって。
ウォリアーズはそのカリーを軸にして、機動力の高い選手を集めたスモールラインナップっていうのをやるんですけど、3Pシュートを多用してジョーダンの時代には考えられない1試合130点とか平気で取っちゃう」