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フィギュア日本女子11～13歳、「黄金世代」の衝撃 3アクセルや4回転、天才少女が続々と
posted2020/11/01 11:04
ノービスA1年目にして歴代最高の108.42点で優勝した島田麻央。トリプルアクセルは転倒したが、3回転ルッツ－3回転トウループ－2回転トウループの3連続ジャンプを含め残りのジャンプはすべて成功させた。
text by
野口美惠Yoshie Noguchi
photograph by
Nobuaki Tanaka
日本女子の新たな黄金世代が、光を放ち始めた。
11歳、12歳でトリプルアクセルや4回転に挑戦する天才少女たちが、次々と頭角を現したのだ。
若手選手にとって最初の登竜門ともなる全日本ノービス選手権（群馬県前橋市、10月24～25日）が開かれ、ノービスA（11～13歳）で、11歳の島田麻央が優勝。しかも1位から4位までが100点超えで、そのうち2人がトリプルアクセルに挑戦するという、シニア顔負けの一戦となった。
「第2のマオちゃん」と呼ばれ、話題に
まず注目は島田。母親が浅田真央のファンで、麻央の名をつけた。
「木下アカデミーは上手な子がたくさんいるので、レベルの高い子達に刺激されて私も上手くなったと思います」という。
演技冒頭ではトリプルアクセルに挑戦。回転が斜めになり転倒してしまったが、残るジャンプはすべてクリーンに降り、108.42点で優勝を決めた。身長138㎝の小柄な身体が、躍動感あふれる演技でリンクを駆け回った。
「トリプルアクセルは、今年の年明けに濱田コーチから『やってみよう』と言われて、私もやってみたいなと思ったので練習を始めました。初めて片足で降りられた時は嬉しかったです。
今日の朝の練習では良い感じでしたが、試合本番でのアクセルはあまり良くないほうが出てしまいました。濱田先生からは『もっと脚を前に出して跳ぼうね』と声をかけていただきました」
