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“投手不足”楽天は慶大エース、「早川外れ」でロッテ1位は…ドラフト全指名予想【楽天・阪神・ロッテ編】

posted2020/10/25 11:03

 
“投手不足”楽天は慶大エース、「早川外れ」でロッテ1位は…ドラフト全指名予想【楽天・阪神・ロッテ編】<Number Web> photograph by Jiji Press

慶応大の右腕・木澤尚文

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安倍昌彦

安倍昌彦Masahiko Abe

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Jiji Press

「2020ひとりドラフト予想」の第3回は、楽天、阪神、ロッテ編。各球団、どのような構想でどんな選手の名前を挙げてくるのだろうか。なお中日・ホークス・巨人の全指名選手も最後に記しています。合わせてお楽しみください(全3回の3回目/#1#2へ)。

「投手の駒不足」楽天の“外れ1位”は……?

〔楽天 2020年ひとりドラフト指名選手〕

外れ 投手 高橋宏斗(中京大中京高) 184cm80kg 右投右打
1位 投手 木澤尚文(慶應大) 183cm78kg 右投右打
2位 捕手 栄枝裕貴(立命館大) 180cm82kg 右投右打
3位 投手 松本竜也(ホンダ鈴鹿)21歳 177cm85kg 右投右打
4位 遊撃手 入江大樹(仙台育英) 185cm84kg 右投右打
5位 投手 永水豪(BC石川)24歳 180cm88kg 右投右打
6位 投手 鈴木駿輔(BC福島)22歳 184cm84kg 右投右打
7位 投手 宇田川優希(仙台大) 184cm95kg 右投右打

〔楽天 総評〕

 10月21日のオリックス戦、5対5の同点で迎えた9回、楽天は松井裕樹をマウンドに送った。

 今季は、先発ローテーションでここまで奮投してきた。その松井を「守護神」として投入してきたから驚いた。結果、伏兵・大城滉二にV弾を食らって敗戦投手に。もし、結果がよかったとしても、それでよいということじゃないだろう。 楽天投手陣の駒不足が、そこまで逼迫しているということだ。

 実力者・早川隆久(早稲田大)の重複指名はリスクが大きい。ならば、せいぜい中日との「2分の1」、1年鍛えれば2年目からローテーションも期待できる大器・高橋宏斗(中京大中京高)に。しかしその「2分の1」を落としてしまったのだからツイてない。

 それでも、再入札で再重複が心配だった1位・木澤尚文(慶應義塾大)を確保できたのだから、今年の楽天、まだ首の皮一枚「持っている」。

「MAX155キロ」……大きな数字のため、そこで語られがちだが、木澤の本来の持ち味はゾーンの低さとカットボールの切れ味だ。アベレージ140キロ後半の速球をベルトより低いゾーンに集め、同じ球道からカットをタテに横に鋭く動かす。カーブ、フォークも操れて、先発としても期待している。

【次ページ】 アマチュアNo.1捕手を2位で

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