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「僕がここに来たのには理由があった」レブロンがコービーの死を越えて語った、優勝の“意味”
text by
宮地陽子Yoko Miyaji
photograph byGetty Images
posted2020/10/23 17:01
レブロンを疑問視するレイカーズ・ファンの声はやがて小さくなり、「真のレイカーズの一員」になった
「一度レイカーズになれば、ずっとレイカーズ」
優勝した後、レブロンは、レイカーズで優勝することの意味を、こう語った。
「僕がここに来たのには理由があった。このフランチャイズを、以前のようにあるべき場所に戻すためだ。パープル&ゴールドを着ることは、最初に練習場のコートに足を踏み入れたときから、最初のプレシーズン試合から、今に至るまで名誉に感じてきたことだった。このフランチャイズには、多くのレジェンドが所属していた。僕らも、そういったレジェンドたちと同じに語られるというだけで、とても名誉なことだ」
レイカーズのオーナー、ジニー・バスが前オーナーの亡父ジェリー・バスから受け継ぎ、大切にしている言葉がある。
「一度レイカーズになれば、ずっとレイカーズ」
レイカーズの伝統を大切にし、それを背負うことの重みを理解した上で、喜んで受け入れたレブロンは、レイカーズのファンにとっても、間違いなくこの先ずっと、レイカーズ・ファミリーの一員だ。