SCORE CARDBACK NUMBER

中村憲剛の復帰戦ゴールに見た、「サッカーの神様」の正体。

posted2020/09/22 08:30

 
中村憲剛の復帰戦ゴールに見た、「サッカーの神様」の正体。<Number Web> photograph by KYODO

8月29日の清水戦、後半40分にゴールを決め笑顔の中村。試合は5-0で快勝し、チームの首位独走を後押しした

text by

二宮寿朗

二宮寿朗Toshio Ninomiya

PROFILE

photograph by

KYODO

 等々力に神様がいた――。復帰戦でゴールを奪って、それも手術した左足でオシャレなループシュートだなんて。その瞬間、川崎フロンターレの大黒柱、中村憲剛は見えない何かを心眼で感じたという。

 8月29日の清水エスパルス戦。左ひざに大ケガを負った昨年11月の試合から301日ぶりのピッチだった。終盤に途中交代で入っていき、GKからつなごうとしたところを猛ダッシュでカットしてそのまま放り込んだ。出来過ぎたストーリーとは思わない。むしろ“等々力の申し子”にふさわしい復活劇であった。

「サッカーの神様」との表現を感覚的なものとして片づけたくはない。無論、リップサービスでもない。なぜ彼はそのように感じたのか。

こちらは雑誌『Number』の掲載記事です。
NumberWeb有料会員になると続きをお読みいただけます。

残り: 610文字

NumberWeb有料会員(月額330円[税込])は、この記事だけでなく
NumberWeb内のすべての有料記事をお読みいただけます。

関連記事

#川崎フロンターレ
#中村憲剛

Jリーグの前後の記事

ページトップ