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名古屋vs.川崎の濃密な「180分」。
ルヴァン杯を含めた駆け引きを推理。 

text by

飯尾篤史

飯尾篤史Atsushi Iio

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photograph byJ.LEAGUE

posted2020/08/26 08:00

名古屋vs.川崎の濃密な「180分」。ルヴァン杯を含めた駆け引きを推理。<Number Web> photograph by J.LEAGUE

2019年にも好勝負を展開したグランパスとフロンターレ。戦術や個人勝負を巡る駆け引きを考察したいなら、両クラブの対戦は今、必見である。

“ウノ・ゼロ”以上の見応えが。

 イタリア人指揮官お得意のウノ・ゼロ(1-0)――。

 しかし、名古屋が終始引きこもり、ワンチャンスを決めたわけでは決してなかった。両チームの駆け引き、戦術・システム変更、ルヴァンカップから続く対策・戦略を含め、見応えのあるゲームだったのは間違いない。

 コロナ禍の現在は試合後の取材もままならず、練習場を訪れることもできない。

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 しかし、想像の余地が十二分にあるからこそ、あれこれ分析してみるのも面白い。

 連勝の止まった川崎は、ルヴァンカップと今回の180分を布石として、次回のリーグ戦でさらなる駆け引きを仕掛けてくるはずだ。そのとき、名古屋はどんな対策を打ち出してくるか――。

 技術がぶつかりあった昨季の対戦とはまた異なる魅力が、このカードに生まれた。

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