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大谷翔平、「準備」が実った芸術的カーブ打ちで今季第1号!米TV局も絶賛「オオタニが戻ってきたぜ。ベイビー」
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NumberWeb編集部Sports Graphic Number Web
photograph byNaoya Sanuki
posted2020/07/30 19:30
2020年第1号ホームランを放った大谷翔平(2019年撮影)
ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平は現地時間29日、本拠地アナハイムで行われたシアトル・マリナーズ戦に「4番・DH」で先発出場。試合は7-10で敗れたものの、第2打席で一時は逆転となる今季第1号の3ランホームランを放つなど5打数1安打3打点の成績を残した。
エンゼルスは1点を先制される展開となったが、4回に大谷の打棒が炸裂する。無死一、二塁で打席を迎えると、マリナーズ先発ダンの投じた3球目の内角低めのカーブを一閃。見送ればボールであろう球を巧みに拾い上げ、高弾道を描いた打球はライトスタンドへと飛び込んだ。
今季初めて4番打者に座った大谷は、逆転のチャンスで公式戦322日ぶりとなるホームランを放ち、きっちりと結果を残した。米テレビ局「Fox Sports WEST」の公式ツイッターは「オオタニが戻ってきたぜ、ベイビー」と日本が誇るパワーヒッターの今季初ホームランを絵文字付きで伝えた。
大谷は投手として久々の登板となった26日のオークランド・アスレチックス戦でワンアウトも取れず5失点降板を喫していた。ただ打撃では28日のマリナーズ戦で今季初打点を挙げるなど徐々に調子を上げてきた中での鮮やかな一撃だった。
メジャー開幕が延期された時期の『Number』1002号のインタビューで大谷は「立ち感やボールのラインの捉え方、そういう感覚的なところはシーズン中と変わりません」と打撃のイメージを話すとともに、「野球ができる態勢が整ったのに自分が整っていない、というのが一番よくないことだと思うので、いつ始まっていいように準備をしながら、野球で、できる限りのことをしたいと思っています」と語っていた。その準備がいよいよ実戦の場でも実を結び始めたようだ。