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NFLと米サッカー協会が過ちを謝罪。
スポーツ界の政治忌避は過去の物に?
 

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井川洋一

井川洋一Yoichi Igawa

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posted2020/06/16 18:00

NFLと米サッカー協会が過ちを謝罪。スポーツ界の政治忌避は過去の物に?<Number Web> photograph by AFLO

ドルトムントの20歳、ジェイドン・サンチョも自らの正義を示した。スポーツ界の政治アレルギーも変わっていくのだ。

FIFAがサンチョに全面的な理解。

 サンチョの行為にはイエローカードが提示され、ドイツ・フットボール協会のライナー・コッホ副会長は「フットボールの試合そのものは、いかなる政治的な姿勢やメッセージからも離れたものであるべきだ」と話したが、FIFAは選手たちの行動と感情に「全面的な理解」を示し、各リーグに「状況を考慮し、現実的で思慮深く振舞うべきだ」と求めている。

 そして6月1日には、世界王者リバプールの選手たちがトレーニング中にセンターサークルを囲うように全員で片膝をついた写真を撮り、「団結こそ強さだ。#BlackLivesMatter」とメッセージを添えてSNSに掲載した。マンチェスター・ユナイテッドのポール・ポグバやマーカス・ラッシュフォードらも、同様の投稿をしている。

 政治的な姿勢は個人に委ねられるものかもしれないが、ひとりの人間として「正しいこと」は世界各地で示され続けている。

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