フランス・フットボール通信BACK NUMBER
ブラジル代表監督、独占インタビュー。
チッチ「ブラジルは常に革新されねば」
text by
パトリック・ウルビニPatrick Urbini
photograph byYann Le Duc/L'Equipe
posted2020/06/15 11:40
炎のように情熱的な性格というチッチ代表監督。身振り手振りで選手を鼓舞し、素晴らしいチームを作り上げた。
「結果に対する責任はすべて私にある」
――ところがそれ以降、昨年秋の親善試合では1勝しかしていません(6試合を戦いペルーとアルゼンチンに敗れ、コロンビア、セネガル、ナイジェリアとは引き分けて、勝ったのは韓国戦のみ)。
「その時期の私の関心は、新しい選手の起用であり、新たなコンビネーションを見出すことだった。
特定の選手にプレーの時間を与えて経験を積ませ、これまでとは異なる戦術プランを試す。例えばネイマールをふたり目のアタッカーにして4-4-2を試すとか。
私の意図を理解したものもいたが、そうでない人たちもいた。だが、結果に対する責任はすべて私にあるのだから、その点は謙虚に受け止めている。ただ、私のこれまでの経歴が、批判をある程度抑え込んではいるが……」
(【後編】ブラジル代表監督チッチが大胆告白。「ネイマールは代替不能な存在でもない」 を読む)