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坂本勇人の後継者がついに現る!?
巨人ドラ8、湯浅大のセンスが開花。

posted2020/06/12 11:50

 
坂本勇人の後継者がついに現る!?巨人ドラ8、湯浅大のセンスが開花。<Number Web> photograph by KYODO

DeNAとの練習試合で2点打を放ち笑顔を見せた巨人・湯浅。憧れの先輩の背中に追いつけるか。

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鷲田康

鷲田康Yasushi Washida

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KYODO

 新型コロナウイルスに陽性反応がでた巨人の坂本勇人内野手と大城卓三捕手は、いまだに退院の目処が立たずに、開幕出場が危ぶまれる状況となってきた。

 その中で“坂本の代役”としてが然、注目を浴びているのが3年目の湯浅大内野手だ。

「今年の春から非常に思い切りの良い打撃、足も速いし、守備も非常に上手くなってきた。実戦で結果を出すと本人もエネルギーとして変わるでしょう」

 原辰徳監督がこう絶賛したのは6月7日のヤクルトとの練習試合後だった。

 坂本に代わって「2番・遊撃」で先発した湯浅は、2回に左腕・高橋奎二投手の内角145kmのストレートを左翼席に3ラン本塁打。4回には中前安打、6回にも遊撃内野安打と2安打を加える猛打賞で初の開幕一軍に猛アピール。

 それどころか坂本が欠場すれば、遊撃手として6・19開幕戦での先発出場の可能性も高まってきている。

2017年のドラフト8位で入団。

「きちっと呼び込むことができる。だいたいバッターって言うのは、ボールを追いかけて打ってしまうけど、そこでどこまでボールを呼び込んで打てるか。そこの違いが(好打者かどうかの)分岐点になる。その呼び込む技術というのを彼は持っていますね」

 群馬・健大高崎高校から2017年のドラフト8位で入団した3年目の右打者に、原監督の絶賛は止まらなかった。

 湯浅大という名前を筆者が最初に頭に刻んだのはプロ1年目、18年の宮崎キャンプでのことだった。ただ、実際にその姿やプレーを見たのではなく、当時の岡崎郁スカウト部長との会話で突然、その名前が出てきたからだった。

 前年の17年のドラフトは早稲田実業高校の清宮幸太郎内野手を巨人など7球団が1位入札。くじ引きで日本ハムが当たりくじを引き当てた。巨人は外れで指名した九州学院高校の村上宗隆内野手もヤクルトに持っていかれて、結果的には中央大学の鍬原拓也投手を1位指名。

 スター選手から将来の四番候補の大器を逃して、即戦力の投手を指名する。ドラフト戦術としては、ある意味、ごくごく普通の流れの指名でもあった。

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