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イブラはスウェーデンで本格トレ中。
ミランから母国への電撃復帰も?
text by
神尾光臣Mitsuomi Kamio
photograph byGetty Images
posted2020/05/04 20:00
ミランの救世主となるはずだったイブラヒモビッチ。セリエA中断でまさかの電撃移籍再び、となるのか。
ハンマルビーでのプレーも選択肢?
そのカリスマ性を考えても、彼の離脱はミランにとっては損失となってしまうだろう。若手に切り替える路線を進むのであっても、なおさらのことだ。
そんな彼の去就について、母国スウェーデンでは「やはり契約を更新しないことになるのではないか」という見方が強いのだという。
アミリ記者は「セリエAがどう回復するのかに関わってくるのではないか」と言う。
「金曜日に練習試合を戦った後、彼は『様子を見てみたい』と言った。実はこのセリフは『今後ハンマルビーでプレーすることもあり得ますか?』という質問に対する答えなんだ。つまり、スウェーデンの多くの人々は、このままイタリアサッカーが再開しない場合は、イブラヒモビッチがハンマルビーでプレーすることになるだろうと思っている」
当然、イブラは母国の英雄である。
当然ながら、イブラヒモビッチは母国の英雄である。
アミリ記者によれば「イブラヒモビッチがミランに復帰したことでセリエAへの関心はものすごく高くなった。それまで興味を示さなかった人たちも、ミランとイブラの試合の中継を観るようになった」という。
そんな彼が自国のリーグに戻る可能性があるというのなら、その期待も自ずと高まってくるというものだろう。
4月30日の『ガゼッタ・デッロ・スポルト』紙によれば、ガジディス自身はミラン残留を願ってサラリーキャップの上限を当て嵌めない意向だという。だが予想される若手への切り替えに伴い、両者は今後もビジョンを共有することができるだろうか。