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春の天皇賞は実績馬を狙え!
本命は休み明けでも“あの馬”だ。
text by
平松さとしSatoshi Hiramatsu
photograph bySatoshi Hiramatsu
posted2020/05/01 08:00
昨年、凱旋門賞に挑んだフィエールマン。初の海外挑戦は12着と惨敗したものの、有馬記念では4着と好走した。
手塚師のもとでしっかりと乗り込み。
「1番人気に推された昨年はプレッシャーもあったけど、負けられないという気持ちもありました。そんな中で勝てただけに嬉しかったです」
管理する手塚調教師はそう語った。
では、連覇を狙う現在はどのような状態か。4月3日には美浦トレセンに帰厩し、しっかりと乗り込まれている。前走の有馬記念も4着に敗れたといえ、道中は最強馬とも思われたアーモンドアイをマークするように進出するシーンを作り、負けてなお強しと言える内容だった。
ちなみに手塚調教師は昨年のレース後、表彰式で天皇盾を手にした際の心境を次のように語った。
「天皇盾にはズシリとした重みを感じました。平成最後の天皇賞を勝てて歴史に名を刻む事が出来たのは感慨深いモノがありました。そして、こういう表彰式は何度でも味わいたいとしみじみ思いました」
あれから1年。今年もまたその雰囲気を味わえるかもしれない。先週のフローラSをウインマリリンで制した勢いに乗って長距離GIの天皇賞に臨む。