熱狂とカオス!魅惑の南米直送便BACK NUMBER

保釈ロナウジーニョは今何してる?
獄中フットサルのちホテルで……。

posted2020/04/27 07:00

 
保釈ロナウジーニョは今何してる?獄中フットサルのちホテルで……。<Number Web> photograph by Agencia EFE/AFLO

保釈されてメディアに囲まれたロナウジーニョ。ちょっとバツの悪そうな表情を浮かべていた。

text by

沢田啓明

沢田啓明Hiroaki Sawada

PROFILE

photograph by

Agencia EFE/AFLO

 ロナウジーニョが、漂流を続けている。

 3月4日、パラグアイでの各種イベントに参加するため首都アスンシオンへ兄アシスと共に到着し、入国手続きの際に偽造パスポートを使用したとして6日に逮捕された。以後、警察の留置所に収監されて取り調べを受けた。

 逮捕された直後は、手錠をかけられて涙を見せた。それでも、少しずつ本来の明るさを取り戻してゆく。

 留置所の他の収監者との面会に訪れた人と笑顔で写真に収まり、収監者が持っていたバッタ物のバルセロナのユニフォームなどにサイン……。

 留置所内で行なわれたフットサル大会では、収賄容疑で逮捕された政治家を華麗なドリブルで抜き去るなどして、5得点6アシスト。チームの11得点すべてに絡んで優勝の立役者となり、大きな前歯を剥き出して“仲間”たちとの記念写真に収まった。

 ただし、フットバレー(バレーボールのコートで足、頭、胸などを使ってプレーする)はあまり得意ではなく、元警察官コンビ(1人は殺人容疑で懲役18年を、もう1人は窃盗容疑で懲役10年を求刑されている)に敗れて頭をかいたという。

獄中の誕生日会はコロナ禍で中止。

 そして3月21日には、留置所内で40歳の誕生日を迎えた。

 仲良くなった収監者たちがシュラスコ(焼肉)パーティを催して祝ってくれるはずだったが、新型コロナウイルスの感染拡大で中止。弁護士が差し入れてくれたケーキを口にした。

 ロナウジーニョ兄弟の弁護士は「2人をパラグアイへ招待した女性実業家ダリア・ロペスにパスポートをプレゼントされ、たまたまそれを空港での入国手続きの際に見せただけ。パスポートが偽造とは知らなかった」と弁明している。

 この女性実業家は、巨額の脱税とマネーロンダリングの疑いで警察から目を付けられていたいわくつきの人物である。3月7日に逮捕状が発行されたが逃亡した。

【次ページ】 “黒幕”がいまだ逃亡中で……。

1 2 3 4 NEXT
ロナウジーニョ
ネイマール

海外サッカーの前後のコラム

ページトップ