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リーチ マイケルが危機に語ること。
「毎日をレビューして正しい行動を」
posted2020/04/17 15:30
text by
戸塚啓Kei Totsuka
photograph by
Naoya Sanuki
昨年のW杯で日本中を熱狂させたワンチームのリーダーが、ラグビーのない現在の胸中を明かした。ラグビー日本代表で東芝ブレイブルーパスに所属するリーチ マイケルが、4月17日午後にウェブ上での取材に応じた。
今年1月に開幕したラグビートップリーグは、新型コロナウイルスの感染拡大のために6節終了後の2月末に中断し、のちに残り試合の中止が決定した。トップリーグ終了後の5月末に予定されていた日本選手権も、同様に中止となっている。
「去年のW杯を受けてトップリーグが盛り上がっているなかで、新型コロナウイルスの影響でリーグ戦ができなくなってしまったことは、自分たち選手もファンの皆さんも残念だったと思う。けれど、命が一番大事です。感染が拡大しないように、正しい選択をしたと思います」
東芝は巻き返しを見せていただけに。
6試合を消化した時点で、東芝は4勝2敗の7位だった。首位のパナソニックと2位の神戸製鋼には敗れたものの、昨シーズン2位のサントリーには開幕戦で勝利している。
この試合は対戦相手が退場者を出したことによるアドバンテージを生かしたものだったが、東芝の戦いぶりは11位に終わった昨シーズンからの巻き返しを印象づけていた。
「東芝にはいいバックローが揃っている。そのなかで僕もアピールしていきたい。頑張らないとスタメンにはなれない」と話していたリーチも、6試合すべてに先発で出場していた。
「トップリーグのなかでもう1回活躍して、日本代表に選ばれる資格を得ないといけない」という意気込みを、しっかりとプレーで示していた。