JリーグPRESSBACK NUMBER
スポーツ界を襲ったコロナウイルス。
日韓の政府、連盟の対応を徹底比較!
posted2020/02/28 20:30
text by
吉崎エイジーニョ“Eijinho”Yoshizaki
photograph by
Eiji Yoshizaki
延期か中止か無観客か。その決断について――。
コロナの影響でJリーグのない週末を迎えるにあたり、これについて考える機会があった。
取材中の韓国・ソウルで、「無観客」にて行われるプロスポーツの試合を取材した。2月27日の男子プロバスケットのソウルSKナイツvs.釜山KTソニックブームの試合だ。韓国も日本と同様、多くのスポーツがコロナの影響で試合開催方式の変更を余儀なくされている。
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Jリーグはこれまでのところ、試合の延期は決めたが、その後「無観客」という決断は下していない。いっぽう日本でもプロ野球のオープン戦がここから「無観客」で行われる。この「無観客」という対処法は、この先、増えていく形式になるかもしれない。その現場の様子が知りたかった。
韓国では感染者の行動ルートが発表されている。
ソウルオリンピックスタジアム横の体育館。ガラガラの地下鉄を降りてメディア入り口に着くと、まず入場者全員が対象の「検査」が待っていた。
検査官に額に検査機を当てられ、発熱の症状があるか調べられる。さらに入場者の記名と連絡先の記入、署名が求められる。無観客試合ではあるが、ここで仮に感染が発覚した場合はしかるべき筋からの連絡が来るのだろう。韓国では感染者の行動ルートが発表されているからだ。
ガランとした観客席。しかし会場MCは通常通り仕事を続ける。場内の進行を盛り上げる音楽も大ボリュームで流れる。
観客はいなくとも、試合中継は行われるからだ。
結局試合は、ホームのソウルSKが勝利した。なにせ、相手の釜山の外国人選手2人はコロナへの恐怖のためチームを離脱してしまっていたのだ。1人は帰国、もうひとりはチームの寮に留まっているという。