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サイン盗みに泣いたドジャースの、
ベッツ獲得トレードに見る本気。 

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四竈衛

四竈衛Mamoru Shikama

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posted2020/02/16 11:40

サイン盗みに泣いたドジャースの、ベッツ獲得トレードに見る本気。<Number Web> photograph by Getty Images

俊足強打でリーグを代表する5ツールプレイヤーのベッツ。昨季まで4年連続ゴールドグラブ賞の堅守も魅力だ。

サイン盗み疑惑に泣いた過去。

 というのも、昨季まで地区7連覇を遂げながら2017年、'18年と2年連続でワールドシリーズ敗退。特に、'17年はサイン盗みが明らかになったアストロズ、'18年は同じ疑惑で現在調査中のレッドソックスと、いずれも不正があったかもしれない戦いで涙を飲んだ。

 デーブ・ロバーツ監督は、サイン盗みについて「イラ立つ気持ちはある。本当に腹立たしい」と不快感を見せるなど、あらためて悔しさをにじませるコメントを残した。

 もし、不正がなければ、勝てたかどうかを、今さら論じる必要もなければ、その意味もない。

 となれば、たとえ今後、敵に不正があったとしても、それらを力でねじ伏せるだけの圧倒的な戦力を揃えればいい。

 今回の大型トレードが決着したことで、ベッツ、2019年MVPのコーディ・ベリンジャーと2人のMVP受賞者が外野に並ぶなど、メジャー屈指の布陣が整った。

 1988年以来の世界一に手が届く可能性が、一段と高まったことは間違いない

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