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久保建英が感じさせた進化の可能性。
中西哲生の目にU-22はどう映ったか。
text by
中西哲生+戸塚啓Tetsuo Nakanishi + Kei Totsuka
photograph byGetty Images
posted2019/11/22 11:40
U-22の攻撃陣で久保建英の存在感はやはり際立っている。マジョルカ以上のパフォーマンスを代表で出す可能性もある。
個よりも連係の重要性が高い。
U-22代表が次に活動をするのは、12月末のU-22ジャマイカ戦です。1月にはAFC U-23選手権にも出場しますが、海外組の招集は現時点で不透明です。ヨーロッパ各国のシーズンが終了する来年5月までは、おそらく似たような状況が続く。
そう考えると、五輪での明暗を分けるのは「時間」です。
堂安、久保、三好のトリプルレフティーの親和性を、どれだけ高めることができるか。オーバーエイジを含めたコンビネーションを、どこまで熟成できるか。
森保監督のチームは、永井謙佑のスピードと大津祐樹の決定力を生かした2012年のカウンター型ではなく、中島翔哉や南野拓実の技術を土台とした2016年のポゼッション型に分類される。だとすればなおさら、密接なコンビネーションが問われるでしょう。