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大隈重信とアメリカ大統領と始球式。
あの「空振り」は日本で始まった? 

text by

ナガオ勝司

ナガオ勝司Katsushi Nagao

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photograph byAFLO

posted2019/10/31 19:00

大隈重信とアメリカ大統領と始球式。あの「空振り」は日本で始まった?<Number Web> photograph by AFLO

2019年には錦織圭がカブス対カージナルス戦の始球式に登場したことも。

いつかトランプ大統領のマスコットも走る?

 リレーと言えば、ナショナルズ・パークの名物は大統領レースで、ジョージ・ワシントン(初代)、トーマス・ジェファーソン(第3代)、エイブラハム・リンカーン(第16代)、セオドア・ルーズベルト(第26代)の4人のマスコットが競走することになっている。

 それはワールドシリーズの最中も行われており、メジャーリーグ全体でもランキング上位に位置する人気イベントになっている。

 冒頭に登場したコスタスが、件の番組内でこんな提案をして締めた。

「今は4人の代表的な大統領のマスコットがレースをしていますが、いつの日にか特例として、赤いネクタイがトレードマークのドナルド・トランプ(第45代)のマスコットを作って走らせるべきだと思います」

 何かとエキセントリックな反応で物議を醸しているのが現大統領だ。

 ワールドシリーズ第5戦に姿を現して観客からブーイングを浴びたが、圧倒的な不人気と同じぐらいに圧倒的な人気もある人なので、いつの日か彼のマスコットが試合中に独特の髪形をなびかせ、ナショナルズ・パークの外野を颯爽と走り抜ける日が来ても、そんなに驚くようなことではないだろう――。

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大隈重信

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