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NBAにありBリーグにないプレー。
ジャパンゲームズで見えた差とは。
text by
青木崇Takashi Aoki
photograph byKiichi Matsumoto
posted2019/10/18 07:00
今年ドラフト外でラプターズに入団したルーキーのテレンス・デイビス(左)。アグレッシブなプレーでさいたまスーパーアリーナを沸かせた。
BリーグとNBAの試合は実現する?
「私の期待はBリーグがNBAとともに成長し続けることです。Bリーグのチームが競い合うことを我々は楽しみにしております」
BリーグとNBAのチームによるプレシーズンゲーム開催について、シルバーコミッショナーは記者会見で前向きな姿勢を示す。ヨーロッパ、南米、オセアニア、中国のチームが対戦することは、プレシーズンの恒例行事としてすでに定着しているからだ。
しかし、多くの試合が30点以上の大敗という結果になり、NBAと遠征してきたチームとの間に大きな実力差があることを露呈している。
まずは力の差を埋める必要がある。
現時点でBリーグのチームがこのような機会を得たとしても、似たような結果になる可能性が非常に高い。
ジャパンゲームズをライブで観戦したBリーグの選手たちは、NBA選手のすごさにただ感嘆するだけでなく、日本代表がワールドカップで痛感したファンダメンタルとフィジカルの差をどのように縮めるかを含めて、レベルアップすることとは何かを認識してほしい。
近い将来、BリーグとNBAのチームが対戦するプレシーズンゲームを開催させるためには、日本代表が東京五輪でヨーロッパやアメリカ大陸の国から勝利するという、目に見える成果を出す必要があるのだ。