フィギュアスケート、氷上の華BACK NUMBER
ロシア勢やアリサ・リュウが成功。
女子フィギュアも「4回転時代」へ?
text by
田村明子Akiko Tamura
photograph byGregory Shamus/Getty Images
posted2019/08/29 11:30
昨シーズン、史上最年少の13歳で全米女子チャンピオンとなったアリサ・リュウ。
ジャッジはどこまでの評価を出すのか?
まず注目されるのは、今季シニアデビューのトゥルソワたちが4回転を成功させたときに、ジャッジがどこまでの評価を出すのか。
そして彼女たちが遠くない将来、思春期に伴う体形の変化を迎えて、どの程度まで現在跳んでいるジャンプを保っていられるのか。
その意味では、もっとも怖いのはやはりアリサ・リュウかもしれない。この夏ようやく14歳になったリュウがシニアデビューするのは、2021-2022年。北京オリンピックのシーズンである。
その頃までに、女子の戦いがどのようなレベルになっているのか。
その鍵を握る今シーズン、シニア女子の4回転の戦いに注目したい。