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バーランダーとダルビッシュも言及。
本塁打激増と「飛ぶボール」問題。 

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四竈衛

四竈衛Mamoru Shikama

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posted2019/07/25 17:30

バーランダーとダルビッシュも言及。本塁打激増と「飛ぶボール」問題。<Number Web> photograph by Getty Images

MLBコミッショナーのロブ・マンフレッド氏(左)は「飛ぶボール」について「陰謀論だ」と述べた。

ダルビッシュは少し異なる見解。

 前半戦、思うような成績が残せなかったカブスのダルビッシュ有も、試合中盤の要所で一発を浴びるなど、長打攻勢に苦しめられた。

 ただ、バーランダーとは少しばかり見解が異なる。

「確かに(ボールは)飛ぶな、とは思いますけど、結局、この中でやらなきゃいけない。バーランダーみたいに成績を残していたら何言ってもあれなんだろうけど、僕は別にそうじゃないから。

 とにかく今の環境でこのボールでいかに抑えるか。今のボールで本塁打を抑えることができたら、もし、いつかMLBがボールを元に戻した時、すごく楽になると思うんです。だから、今ここで言い訳をするんじゃなくて、今の投手としてきつい状況で、いかに自分のレベルを上げていくかを考えています」

 ダルビッシュに限らず、メジャーの投手のほとんどが、ボールの異変に気付いていることは、もはや言うまでもない。

「あとは本塁打だけというところ」

 ただ、特定のチームだけが違うボールを使っているわけではなく、全チームの条件は同じ。MLB機構側に「今年のボールは飛ぶようになった」と認めてほしいという、投手側の本音はあるだろうが、だからといって、今さら不平、不満を漏らしても、マウンドに立つことに変わりはない。

 ボールが飛ぶのであれば、飛ばされないように工夫するしかない。

 後半戦に入り、本調子に近付いてきたダルビッシュは言う。

「今は四球も少ないし、球数も少ないので、あとは本塁打だけというところまで来ています」

 安打の延長が本塁打になるのではなく、今は、三振か、本塁打か――。

 受難の時代を迎えているメジャーの剛腕投手達は、いかにして空前のホームラン量産ペースに対抗していくのだろうか。

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