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オランダ2部ベスト11から1部移籍!
ウェルメスケルケン・際が語る野心。
text by
菊池康平Kohei Kikuchi
photograph byKohei Kikuchi
posted2019/07/20 17:00
帰国時に取材に応じてくれたファン・ウェルメスケルケン・際。サイドバックとして進境著しい。
酒井宏樹や長友から学べること。
日本代表の試合は毎回チェックしている。その中で同じサイドバックの酒井宏樹や長友佑都のプレイから、学ぶこともある。
「攻撃に強みを持っている選手ですが、まずは守備に対する信頼度が強いと思います。守備が疎かになってしまうと、どれだけ攻撃が良くても、ディフェンスの選手なので評価されませんから」
では彼らに追いつき、追い越すためには何を武器とするのか。
「自分の所で相手を1枚はがしてチームを楽にしてあげられる部分は長所だと自覚しています。その長所を活かせば、より速いテンポでプレーしたり、より個が強い選手としてもやっていける自信はあります。
後は、はがされても追いつけたり、オーバーラップでも一瞬の動きで相手を置きざりにすることもできるなど、身体能力でオランダでは負けていなかった。ただトップリーグではそれを超越する選手はたくさんいるので、より高度な頭脳プレイも要求されるでしょう。」
筆者は際のプレーを間近で体感した経験があるが、日本人としてはかなり身体能力が高いと感じた。
「自分はJリーグではプレーしていないので日本人と比較できる部分は少ないんですよ。オランダでやっていて身体的に劣っているなという感覚はありません。色々な国の選手と対峙して身体が徐々にアジャストしたんです」
ズウォレはステップアップに最適。
着実に成長してきた中で、今回の移籍の経緯については、このように語る。
「オランダ内外を含め、色々な話を頂いていた中でズウォレがステップアップしていくにおいて一番ぴったりだったんです。出場時間やレベルを含め、今後アピールできる可能性が高く、プレースタイルも合っているということで選びました」
4年間プレーしてきたオランダで、出場できる可能性が高いチームを選んだということだろう。自身にとっては4年ぶりの1部リーグ所属となるが、当時とは違った心境なのだという。
「1部にいた時期がそんなに長くなかったこともあり、まだ実感はあまりないです。ただチームはアットホームな雰囲気で馴染みやすいです。カンブールに比べたら世代別の代表選手や、1部でずっとプレーしている選手も多くレベルが上がりました。ただ、このレベルであればしっかり自分のポジションを確保してやっていけるな、というのが素直な実感です」