球体とリズムBACK NUMBER
いま世界で一番かっこいい女性。
女子W杯連覇、ミーガン・ラピノー。
text by
井川洋一Yoichi Igawa
photograph byGetty Images
posted2019/07/12 11:00
ミーガン・ラピーノーのファッションも言動も、スポーツが持つ「垣根を超える力」を見事に体現している。
民主主義とマイノリティを守るために……。
「そうね、でも人々がそんな話をしているのは知っている。この数日(W杯連覇)で物事は大きく変わった。私たちにはサッカーやスポーツを超えて、もっと大きなことができるかもしれない。
もう、ただ話をするだけなのはやめたい。どんなアクションができるのか、人々にどう政治や日々の生活のことにプラグインしてもらうのか。私は次のことに準備ができている。もっとインパクトを与えたいし、多くの人々のことを理解しているつもり」
とラピノーは続けた。
インタビュアーは「国(アメリカ)があなたを待っていると思います」と締めくくっていた。
「グリーン・ニューディール政策」を掲げるニューヨークはブロンクス出身の下院議員アレクサンドリア・オカシオ・コルテスとは会うそうだが、さぞかし話は合うだろう。ラピノーとオカシオ・コルテス──トランプは得意のツイッターで2人にたびたび悪態をついてきた。
民主主義とマイノリティを守り、そして狂い始めた世を正すために、パワフルで魅力的なヒロインたちが立ち上がっている。
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