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長谷部は始動、香川の移籍はどこに?
「寂しいよ。シンジは英雄なんだぜ」
posted2019/07/07 17:00
text by
島崎英純Hidezumi Shimazaki
photograph by
Getty Images
しばらくの間、日本へ帰国していましたが、7月の頭にドイツへ戻りました。
フランス南部ガール県というところで最高気温45度9分を記録したというニュースを耳にし、「これは大変」と思っていました。昨年の夏は、フランクフルトも38度前後まで上昇する日が続き、湿度も例年になく高かったのです。ドイツは冷房設備がないところが多く、まさに酷暑を経験しました。
この度、戦々恐々としてフランクフルト国際空港に降り立つと「あれ?」。太陽の光は燦々と降り注いでいるものの、爽やかな風が吹き抜けています。6月下旬は40度近くまで上がった気温も7月には穏やかになったようで、日本の方々が想像するようなヨーロッパの爽やかな夏が到来したようです。
長谷部はすでに新シーズン始動。
ドイツのサッカーシーンも、いよいよ「夏の息吹」が感じられるようになってきました。2019-20シーズンのブンデスリーガ1部は8月16日のバイエルンvsヘルタ・ベルリンで幕を開けます。
チャンピオンズリーグに参加するのは、バイエルン、ドルトムント、RBライプツィヒ、レバークーゼンの4チームです。ヨーロッパリーグ(EL)はボルシアMGとヴォルフスブルクが本選から、アイントラハト・フランクフルト(以下、町の名前と混同するのを避けるため、アイントラハトと記します)が予選2回戦から参加します。
各クラブは本番の約1カ月半前に活動を開始します。とりわけEL予選2回戦から出場するアイントラハトは、7月3日にトレーニングをスタートしています。
また、この時期にはブンデスリーガクラブらしいイベントも開催されます。アイントラハトはシーズン始動日の翌日、フランクフルト近郊のバート・ホンブルクという街でDJKバート・ホンブルクというクラブと親善試合を行ないました。