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野球が嫌いだった少年時代。
鈴木誠也はいつ変わったのか。
~「好き」よりも「こうなりたい」~
posted2019/07/07 15:00
![野球が嫌いだった少年時代。鈴木誠也はいつ変わったのか。~「好き」よりも「こうなりたい」~<Number Web> photograph by Hideki Sugiyama](https://number.ismcdn.jp/mwimgs/9/3/1500wm/img_93b4ef64d4ee953a00a9fe3c11a74749400190.jpg)
今季から背番号1を背負う。6月20日時点で打率.314、18本塁打、49打点、13盗塁。初の打撃タイトルも視野に。
text by
![石田雄太](https://number.ismcdn.jp/mwimgs/6/3/-/img_63c0172edf1a3eec5d5017836b5eb9301895.jpg)
石田雄太Yuta Ishida
photograph by
Hideki Sugiyama
東京の下町、荒川区の町屋で生まれて、小学2年生のときにリトルリーグのチームへ入った。父に連れられて、半ば強制的だったのだと鈴木誠也は苦笑いを浮かべた。
「だから野球がすごく嫌いで、小さい頃は親がテレビでプロ野球を観ていたら『やめてよ』と言うくらいでした。バットを持つと喜んで遊んでいた時期もあったらしいんですけど、物心ついてからは野球が嫌いで……やらされるものという感覚があったんでしょうね」
それがいつしか、野球をやりたくて仕方のない自分になっていた。「そこは自分でもよくわからない」という鈴木だが、じつは中学の頃、野球だけの毎日を過ごしていなかったことが案外、大きかったのかもしれない。
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