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全米OPは松山英樹を除き予選落ち。
国内選手に足りない海外での経験。 

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桂川洋一

桂川洋一Yoichi Katsuragawa

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posted2019/06/26 07:00

全米OPは松山英樹を除き予選落ち。国内選手に足りない海外での経験。<Number Web> photograph by Getty Images

全米オープンに日本ツアー賞金王として臨んだ今平周吾。2日間、8オーバーで予選落ちを喫した。

モデルとなる小平智の米ツアー優勝。

 しかし、欧米のツアーもそんな試合ばかりではない。全部の大会に世界ランク上位者が集うわけではないし、すべてのコースがロングヒッター有利とはいえず、バラエティーに富んでいるのが魅力のひとつ。

 ビッグトーナメントの間隙を縫って、“平場”の大会で経験を積んだ無名選手が突如、大活躍したりする。

 身近なモデルが小平智に違いない。昨年4月、スポット参戦して優勝したRBCヘリテージの会場、ハーバータウンGLは実にコンパクトなつくり。海沿いではあるが、各ホール両サイドが木々に囲まれ、距離を稼いでも、曲がればカンタンにトラブルになるコースだ。

 誰もがあっと驚いた日本人史上5人目の米ツアー制覇は、コースとの相性が噛み合ったからこそ生まれた。そして彼自身が、当時の世界ランク上位者としての出場資格をムダにすることなく、挑戦を続けた結果だ。

 そんな貪欲さを持った選手の登場とともに、メジャーやWGCではない、平場の試合にスポット出場できる“入り口”が国内にあれば……とも思う。

 日本と海外、ガラパゴス化するコース環境への理解が、もうこれ以上ファンを失望させないことにもつながってほしい。

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