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<審判目線の楽しみ方>
西村雄一「レフェリーは選手を裁かない」 

text by

粕川哲男

粕川哲男Tetsuo Kasukawa

PROFILE

posted2016/06/21 08:00

<審判目線の楽しみ方>西村雄一「レフェリーは選手を裁かない」<Number Web>
審判も、選手と同じくサッカーの魅力を伝える人である。

 現役の審判員が大会展望などを語るのは専門外のことですが、今回は、読者の皆様にレフェリーがどのような思いで大会に臨み、笛を吹いているのかを知っていただくことで、サッカーの新たな魅力に気づき、より楽しんでいただけるのではないかと思いました。

 まずお伝えしたいことは、審判は決して選手たちを裁く人ではないということです。審判にとっての一番の願いは、素晴らしいプレーにより選手たちに輝いてもらうこと。公平公正な立場で、起きた出来事を見極め、選手のためにベストを尽くす。その結果、選手にまた次の試合に向けて努力してもらいたい、という純粋な思いがあります。

 そのうえで、両チームが戦術的な特徴を存分に発揮できるように、そして、サッカーの魅力や素晴らしさを選手たちと一緒に多くの方々に届けられるように、と考えています。ぜひ、そんなレフェリーの思いを知っていただけたら嬉しいですね。


 EURO2016でレフェリーを務める18名のうち12名は、過去2回のFIFAワールドカッププロジェクトに一緒に参加した仲間です。ブラジルW杯決勝を担当したニコラ・リッツォーリ(イタリア)、その前年のFIFAコンフェデレーションズカップの決勝を担当したビョルン・カイペルス(オランダ)、トルコのジュネイト・チャキル、スウェーデンのヨナス・エリクソンなど、大舞台での経験豊富な頼りになるレフェリーたちです。

こちらは雑誌『Number』の掲載記事です。
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