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吉田麻也と戸田和幸のEURO問答。
「バーディー速い」「カンテはマケレレ」

posted2016/06/22 11:30

 
吉田麻也と戸田和幸のEURO問答。「バーディー速い」「カンテはマケレレ」<Number Web> photograph by Miki Fukano

サウサンプトンでの4シーズン目を終えた吉田麻也はもちろん、トッテナムでプレーした戸田和幸もプレミアを熟知する存在だ。

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Miki Fukano

「ミラクル」には、続きがあった。今年、2部降格の有力候補と見られながらプレミアリーグを制し、世界中を驚かせた「レスターの衝撃」の余波が、EURO2016にも及んでいる。

 今大会、レスターからはフランス代表のエンゴロ・カンテとイングランド代表のジェイミー・バーディーの2選手が出場している。カンテは今年3月に、バーディーは昨年6月に代表デビューし、そのまま本大会の登録メンバーリストに名を連ねた遅咲きのスターだ。

 彼らは、優勝候補の一員として臨むEUROでも輝きを放つのか、他の選手との“違い”とは何なのか。これは、Number904号「EURO 2016 FRANCE 日本代表が語る優勝国予想。」に掲載したサウサンプトンの吉田麻也選手と解説者の戸田和幸氏による対談「プレミアリーグからEUROが見える」でも当然、大きな話題となった。レスターの強さをピッチ上と解説席で痛感した両者は、攻守の要として奇跡の優勝をもたらしたカンテとバーディーの「個の力」を絶賛していた。

カンテは「マケレレみたいな選手」。

 まずは中盤の真ん中で相手の攻撃の芽を摘み取り続け、今季のプレミアリーグのタックル数、インターセプト数でトップに立ったカンテだ。EUROでもルーマニアとの初戦から中盤の底に君臨し、代名詞と言えるボール奪取力だけでなく、的確なつなぎも披露している。

戸田 カンテは現地でプレーも観たけど、本当に職人という感じ。コーチングとか指示を積極的に出している様子はあまりないけど、試合展開についていきながら黙々とボールを回収していく。展開に遅れず、むしろ少し先を読んでいくようなプレー。相手ボールにアプローチした時に、選手の懐までスッと入り込むのも上手い。以前のフランス代表で言うと、マケレレみたいな選手だと思いました。

吉田 カンテは敵と並走する場面では、必ずボールを奪うことができる。ドリブルで向かってきたとしても、すぐに隣にピタッとくっついてボールを絡め取る。彼はフィジカル的な強さがないぶん、守備の技術でカバーしている印象です。

【次ページ】 バーディーは「DFの立場からすると寄せる時間がない」。

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